テロップ編集で「カット」が一番大変な理由
フルテロップを入れるとき、
一番時間を食うのが「発言とテロップのズレを直す」作業。
「カットの位置を微調整 → テロップもズレる → 修正地獄」
この無限ループ、経験ある方も多いはず。
そこで今回は、私が実際に使っている「カット編集特化ショートカット」をまとめました。
これを覚えるだけで、編集スピードが1.5倍以上変わります。
Premiere Proの初期ショートカットは「誰も使わない」問題
Premiere Proをインストールした直後の状態って、
正直…ショートカットが押しにくい。
なぜなら、初期設定では
「キーボード全体にバラバラに配置されている」からです。
ちなみにショートカットキーの初期設定はこちら。
でも、実際の編集者の手の動きってこう👇
- 右手:マウス操作(再生ヘッド移動・カット位置調整など)
- 左手:ショートカットキーを押す
つまり、左手の範囲に主要ショートカットを集めるだけで、
手の移動距離が減ってスピードが劇的に変わります。
たとえば、
AやSにリップルトリミングQにリップル削除Wに「次の編集点を再生ヘッドまでリップルトリミング」
といったように、左側ゾーンに集約するのがポイント。
🪄 コツ:
- まず初期設定を参考に、自分の作業で使う機能だけ洗い出す
- 左手のホームポジション(A〜Gあたり)にまとめて再設定
これだけで、「指が届かないストレス」から解放されます。
ショートカットキー設定画面の開き方(Mac/Windows)
Premiere Proでは、MacとWindowsでショートカット設定画面の場所が少し違います。
よく混乱するポイントなので、まずはここを押さえておきましょう!
Windowsの場合
- 画面上部のメニューから
編集(Edit) → キーボードショートカット(Keyboard Shortcuts) を選択。 - 「キーボードショートカット」設定ウィンドウが開きます。
Macの場合
- メニュー上部の
Premiere Pro → キーボードショートカット(Keyboard Shortcuts) を選択。 - 同じように設定ウィンドウが表示されます。
💡ポイント
- Macは「編集」メニューがアプリの外にあるため、
Premiere Proのメインメニューから直接開く仕様になっています。 - ショートカットの内容自体は基本的に同じですが、
Ctrl → Cmd、Alt → Option に置き換わっている点に注意!
ショートカットキーの設定方法(Premiere Pro)
Premiere Proでは、ショートカットキーを自分好みにカスタマイズすることができます。
ここで紹介したような「左手集中型ショートカット」にすることで、操作効率が格段にアップします。
【設定手順】
- メニュー上部から
編集(Windows)/Premiere Pro(Mac) → キーボードショートカット を開く。 - ショートカット設定画面が開いたら、検索バーに機能名を入力(例:「リップル削除」など)
- 割り当てたいキーを選択してクリック。
- すでに他の機能に割り当てられている場合は、上書きするか別のキーを設定。
- 右下の「OK」を押して保存。
💡ポイント
- よく使う機能は「左手だけで届く範囲(Ctrl、Shift、Alt、Z〜Bあたり)」にまとめるのがおすすめ。
- 編集者は右手でマウスを操作するため、左手の可動域だけで完結するショートカット配置が理想です。
- 慣れてきたら、自分専用の「編集用プリセット」として保存しておくと、他のPCでもすぐ再現できます。
シーケンス操作系:全体を見渡す&調整するショートカット
| 機能 | 内容 | 初期設定(またはおすすめ) |
|---|---|---|
| シーケンスに合わせてズーム | タイムライン全体を一発で表示 | A |
| ズームイン / ズームアウト | 細かい編集位置を拡大・縮小 | D / S |
| 右へシャトル / シャトル停止 | 素早く再生確認 | G / N |
| 1フレーム前に戻る / 進む | 微調整時に便利 | ← / → |
「ズーム」「シャトル」「1フレーム移動」はカット修正の三種の神器。
手をマウスに持ち替える時間が減るだけで、かなりの時短になります。
編集点操作系:正確にカットを決める
| 機能 | 内容 | ショートカット |
|---|---|---|
| 前の編集点へ移動 / 次の編集点へ移動 | カット箇所をすぐに探せる | 上矢印 / 下矢印 |
| すべてのトラックに編集点を追加 | 全トラック同時カット | E |
| 再生ヘッドでクリップを選択 | クリックせず対象を指定 | shift+T |
| 最も近い編集点をリップルアウトとして選択 | 細かい修正時に便利 | shift+Q |
「再生ヘッドでクリップを選択」は特におすすめ。
クリックの手間を省いてテンポ良く編集できます。
リップル削除との合せ技で音声を聞くコンマ数秒を時短して行きましょう。
トリミング系:カットを“滑らかに”調整する
| 機能 | 内容 | ショートカット |
|---|---|---|
| リップル削除 | カット後に空白を自動詰める | Q |
| 次の編集点を再生ヘッドまでリップルトリミング | 一気に短縮カット | R |
| 前の編集点を再生ヘッドまでリップルトリミング | 逆方向の一括カット | W |
| 指定した値でリップルトリミング | フレーム単位の正確なカット | shift+ctrl+E |
🪄 ポイント:
「リップル系」を使いこなせば、“不要部分を消す→間を詰める”がワンアクションで完了。
さらに効率化したい人へ:置換ツールの活用
カット作業が終わったら、次はテロップ修正地獄。
この段階で活躍するのが、私のサイトで公開している置換ツールです。
テロップの修正って、
- 「すごい → すごく」
- 「あったかい → 温かい」
- 「笑 → (笑)」
など、細かい表記統一が多いですよね。
置換ツールを使えば、これらを一括変換で一瞬。
AIを使わず安全にテキストを修正できるので、フルテロップ編集の最後の仕上げに最適です。
まとめ:ショートカット+ツールで“考える編集”に集中しよう
カット作業は、慣れるほど「手を動かすスピード」がボトルネックになります。
ショートカットを体に覚えさせて、
“どこを切るか”に集中できる環境をつくるのがプロの時短術。
さらに置換ツールを組み合わせれば、
編集からテロップ修正まで一貫して効率化できます。


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